パーキンソン病 手術 効果

パーキンソン病って手術を受ければ完全に治すことができるの?

パーキンソン病はお薬主体の治療だけでなく、それ以外の治療法として2000年から健康保険適用の手術があります。

 

そんなパーキンソン病においての手術。
パーキンソン病の症状で悩まれている方にとって、手術をうけて治るのであれば期待してしまいますね。

 

それでは本当に手術をすれば完全に治すことが出来るのでしょうか?

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パーキンソン病の手術はどのようなものがあるの?

パーキンソン病の手術には定位脳手術と脳深部刺激術があります。

 

定位脳手術とは、パーキンソン病の患者さんはドーパミンが不足すると、視床が抑制されなくなり視床や淡蒼球の活動が活発になりすぎて振戦や固縮が生じられます。

 

そこで過剰な活動をしている視床や淡蒼球に電流を通して熱で温めて凝固巣をつくり、神経細胞を死滅させる治療法です。
上手くいけば1回の手術で症状の改善が期待できます。

 

しかし、欠点なのが神経細胞を凝固死滅させてしまうので、一度この手術を行えば神経細胞は回復しません。
また、この手術では合併症として脳内小出血があり、手術をした反対側に麻痺をみることがあります。

 

合併症はこの手術全体の5パーセント程度といわれています。
そのため、最近では脳深部刺激術のほうが一般的になっています。

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脳深部刺激術とは、定位脳手術と違って神経細胞を死滅させる方法ではなく、視床下核や淡蒼球に電極を埋め込み、電気的刺激を送り過度に流れる情報を遮断しようとするものになります。

 

この電極は取り除くこともできます。
手術自体は2回に分けて行われ、1回目は視床下核や淡蒼球に電極を目こむ手術。

 

2回目は鎖骨下にペースメーカーのような発信機を埋め込み、脳内の電極とつなぎます。
こちらの手術も合併症があり、主に脳内出血や術後の感染症などがありますが、最近は安全に行われるようになってきています。

 

パーキンソン病の手術の効果は?

パーキンソン病の手術で最近一般的になってきた脳深部刺激術の効果としては、
振戦、筋固縮、姿勢異常、すくみ足などの歩行改善などがみられ、お薬のL―ドーパ剤の減量もみられます。
脳深部刺激術の手術においては幅広い効果が期待できます。

 

定位脳手術において視床凝固術では振戦や筋固縮、ジスキネジアに改善がみられ、特に振戦に効果的でお薬のL―ドーパ剤の減量できます。
淡蒼球の凝固術では振戦や筋固縮、姿勢異常やジスキネジアにも有効です。
ウェアリング・オフ現象でのオフ状態の改善、そしてオンーオフ現象でのオン時のジスキネジアなどの不随意運動がみられる場合、有効であるといわれています。

 

パーキンソン病の手術は受ければ完全に治るというものではなく、あくまでも補助的な治療法になります。
手術で症状が改善すればお薬を減らすこともできますし、手術後も症状の程度に応じてお薬を使う必要があります。

 

手術が適応かどうかは神経内科と脳外科の医師に相談の上、一緒に考えていくことが大事ですね!

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