パーキンソン病 症状 よだれ 嚥下障害 対処法

パーキンソン病になるとよだれや物を飲み込みにくい症状の対処法は?

人の唾液は1日でビール瓶1本分ぐらい出るとされています。
ビール瓶1本と聞くとけっこうな量ですが、ふつうは無意識に飲み込んでしまっているため、そんなに気にかけることはありません。

 

しかし、パーキンソン病になると、この無意識の飲み込みが少なくなり、よだれとなって外に出てきます。
また、飲み込みがうまくできないことを嚥下障害といいます。

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パーキンソン病が進行して中期以降に病気の進行とともに増えてくる症状です。
食事や飲み物がうまく呑み込めず、むせてしまったり、飲み込んだ後でも口の中に食べ物が残ってしまっていることがあります。

 

症状がひどくなると口から食事をとることが出来なくなる人もいます。
また、パーキンソン病の場合、のどの筋肉が弱ったりこわばったりするため、嚥下障害が起こる確率が高くなり、食べ物などが誤って軌道に入ってしまい誤嚥性肺炎を招く恐れもあります。

 

このようなよだれや嚥下障害についての対策としては嚥下訓練が必要になってきます。
訓練には舌の運動、声帯の運動、首や肩、身体の筋力改善の訓練、空嚥下訓練、口腔内の清潔を保つケア、嚥下を助ける調理の工夫などがあります。

 

飲み込みにくさを改善する対処法としては次のようになります。

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パーキンソン病のよだれや嚥下障害を改善する対処法

のどの筋肉の働きが低下すると、嚥下障害が起こりやすくなるため、食事の前に首や肩周りをリラックスさせ、口や舌を動かしましょう。

 

●首の運動
首を左右に傾けたり、前後方向に倒していきましょう。
左右に回したりすることも行いましょう。

 

●肩を動かす
肩を上下させたり胸を張ったり肩を内側に入れてみましょう。
肩甲骨が動くため肩だけでなく首回りや背中の筋肉が動きます。
軽く肘を曲げて前後に回したりしましょう。

 

●発音練習をする
飲み込む動作と発音は同じ筋肉をつかうことが多いので、発音の訓練をすることでリハビリにもなります。
口もとをしっかり動かすことで表情をつくる運動にもなりますから、パーキンソン病の場合、症状が進むと無表情になってしまいますからアナウンサーの口元を参考にして練習するのもいいですね。
表情が出来てくれば口もとをしめる動作もできるため、よだれも出にくくなります。

 

●舌の運動
下を前につきだしたりひっこめたり、上下左右に動かしましょう。

 

●空嚥下運動
口を閉じて唾をのみ込む動作をします。
飲み込むときにのどの筋肉が動くのがわかります。

 

嚥下を助ける調理の工夫には、軟らかく、飲み込みやすい料理にすることが一番です。
魚や肉、野菜類についてはひと口大に切ってあげましょう。
麺類やパンものどに詰まりやすいので、小さく切っておきましょう。

 

むせやすい場合にはとろみをつけることで対処できます。
とろみは混ぜるだけでいい嚥下補助材料があり薬局で購入することが出来ます。

 

一つの運動は最初は2〜3回ずつ繰り返して行い、徐々に8〜10回まで増やしていきましょう。
一気に頑張るのではなく続けることが大切です。
日々の生活の中にこれらの運動も取り入れて習慣づけていきましょう。

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